越乃景虎 純米大吟醸雫酒 タイトル:新潟の地酒 ふくきん本店 越乃景虎 大吟醸雫酒
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いっぽん いっぴん こらむ
越乃景虎 名水仕込 特別純米酒 筍と車海老の煮物 越後の春は遅い。暖冬の予想が外れた今年は特に雪も多く、桜のつぼみはまだまだ固く東京の千鳥が淵の桜の花が満開だというニュースが流された4月4日現在ようやく我が家の梅の花が咲きはじめた。
なーんていうかっこよい・・・・・
越乃景虎名水仕込 特別純米酒
 (諸橋酒造)
1.8L  2,952円
720ml 1,471円
筍と車海老の煮物
提供:割烹「ひのや」
    野水俊郎様
    三条市本町2-9-1
    TEL:0256-33-0484
花は誰のために咲く?
  by SKI

このコーナーは、当店からのおすすめの「いっぽん」のお酒の紹介と、それにあう「家庭で出来る日本料理」のレシピの紹介と、「お酒のコラム」から構成されています。

お酒はそれだけでも楽しめますが、取り合わせの料理によってもおいしさが増します。取り上げる話題によってもますますおいしく感じられます。
結局、お酒は生活の1ページとして総合的に描かれた時に、最も素晴らしい魅力を発揮するものだと思います。
お酒だけを切り取って紹介するのではなく、できるだけトータルな魅力をお伝えできたらという思いでこのコーナーをはじめました。
みなさまのご愛顧をお願いするとともに、ご意見や情報をいただけたらと思います。

当コーナーは1ヶ月に1回の更新を予定しています。
次回は2001年5月10日頃に更新いたしますので、楽しみにお待ちください。

なおこのコーナーは2人の方からご協力をいただいています。
割烹「ひのや」のご主人・野水俊郎様には「家庭で出来る日本料理」のコーナーを、私の親友SKI氏には「お酒のコラム」のコーナーを、それぞれ担当していただきました。ここに感謝の意を表します。



おすすめのいっぽん
越乃景虎 名水仕込特別純米酒 越乃景虎 名水仕込特別純米酒(諸橋酒造)
 1.8L  2,952円(税込み)
 720ml 1,471円(税込み)

当店のネットショップでは一番人気のお酒です。
純米酒特有のコクが、新潟流淡麗辛口の造りと見事にバランスしています。まろやかですっきりとして、うまみがあるのにしつこくない・・・同じ淡麗辛口でも、いわゆる「水っぽい」お酒では物足りない方にはピッタリです。
名水仕込シリーズは、地元栃尾にあり日本名水百選に選ばれた「杜々の森(とどのもり)湧水」を仕込水としています。この水の良さが、やわらかい口当たりを造り出しているのでしょう。
私にとっては、このお酒と弟分の「名水仕込特別本醸造」が、味を見る上での基準点になっています。
「淡麗、水の如し」の時代は終わろうとしています。しっかりとしたボディを持ち、なおかつキレの良い、淡麗型のお酒こそが本流になると思っております。

おすすめのいっぴん  提供:割烹「ひのや」野水俊郎様
筍と車海老の煮物
筍と車海老の煮物


竹かんむりに旬と書いて筍(タケノコ)。まさに今しか入手できない旬の味、生の筍を用いたいっぴん「筍と車海老の煮物」をご紹介します。

[材料] (4人前)
@たけのこ:中くらいの物 2本
A車海老:4尾(他の種類の海老でも可)
B菜の花:1把
C木の芽:12枚
D出し汁:800cc
Eみりん:100cc
F淡口醤油:50cc
G塩:少々
H米ぬか、赤唐辛子(筍の下茹で用)


[作り方]
  1. 筍は皮のままタワシで土を洗い落とします。先を斜めに切り落とし、先の皮の部分に縦に切れ目を入れ、鍋にたっぷりの水、米ぬか、赤唐辛子を入れ強火で茹でます。
    根元に竹串を刺して、すっと通るようになるまで茹でます。筍を鍋から取り出し、そのまま冷まします。冷めたら上の姫皮を残し皮をむき、表面を包丁の背でこそげ、きれいにします。
  2. 菜の花は適当な長さに切り、茹でて冷水で冷まし、水気を絞っておきます。
  3. 筍を縦に半分に切り、根の方は1p厚さの半月切りを2枚、残った先の方は縦に半分に切ります。
  4. 鍋にD〜Gの出し汁と調味料を入れひと煮立ちさせ、4分の1を別の鍋に、もう4分の1をボールに取り分け、冷ましておきます。残った煮汁の中に筍を入れじっくり煮含めます。
  5. 車海老は「つ」の字の形につまようじを刺し、4の別の鍋に取っておいた煮汁に入れ、煮立ってから1〜2分で火を止めます。
  6. 2の菜の花は4のボールに取って冷ました煮汁に入れ漬け込みます。
  7. 器に半月切りの筍2切れ、先の部分の筍2切れ、車海老、菜の花を盛り上に木の芽を3枚乗せて出来上がりです。

今月のコラム ・・・花は誰のために咲く?・・・  by SKI

越後の春は遅い。暖冬の予想が外れた今年は特に雪も多く、桜のつぼみはまだまだ固く東京の千鳥が淵の桜の花が満開だというニュースが流された4月4日現在ようやく我が家の梅の花が咲きはじめた。
なーんていうかっこよい書き出しで始めるつもりだったんだが、いつも通り原稿を書くのをぐずぐずしているうちに急に陽気がよくなり、夏日を記録するような暖かさ(25度を超えたらもう暑さと呼ぶべきか?)になっちまってあっというまに桜の開花宣言が出されてしまった。

さて、杉の花粉症に悩まされることさえなければ、春ってほんとにいいよね。いろんな花がつぎからつぎと一斉に咲き始めてね。狭い我が庭にもいくらかの花の咲く木があるが、いままさに花の盛りを向かえようとしている。椿、ボケ、前出の梅、こぶし、れんぎょう、もう少しするとしだれ桜、三つ葉ツツジなどが開花する。

ところで、日本で花と言えば最初に桜の花を指すようで、手直にあった辞書をひいてみると「花は桜木、人は武士」という項目があった。江戸時代の言葉で花の中では桜の花が第一、人の中では武士が第一だということだそうだ。士農工商という封建社会における順位の考え方が、明治時代になり、福沢諭吉が唱えた「天は人の上に人をつくらず」という考えに変わっていった中で、花の順位だけが残ったということだろうか。
それにしても、やっぱりたいていの日本人は桜の花が大好きのようだ。花を愛でながらその下で宴をするという風習は日本独自のものらしい。外国人には理解しがたいようだ。

ここでみなさんに質問。今回のコラムの表題にしましたが、いったい「花は誰のために咲く」のでしょうか。3月27日付けの朝日新聞の1面、大岡信氏の「折々のうた」にその答えが載っていたので紹介しよう。武玉川(むたまがわ)という人の句だそうだ。

『つまるところ酒屋がための桜咲く』

大岡氏の解説によれば、桜は誰のために咲くわけでもない。万人のために咲く。しかも、見る側からすれば、「ああこの桜は私のためだけ、こんなに豪勢に咲いているのだ」と思い込むこともできる花。それほどに桜は、咲き始めにも散り始めにも、見る人の自己を花に投入させることのできる花で、ほかには見いだせない。しかし、そんな花でもとりわけありがたがる商売があって「究極、酒屋のために咲いているのさ」。と書かれていた。
なるほど納得。今夜も花を口実にうまい酒を飲みたいものだ。

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